松本自然農園
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甘さ突出!人参界の貴公子千浜五寸人参
人参
分類
セリ科ニンジン属
原産地
アフガニスタン
特徴

ニンジンは細長い東洋系品種と、太く短い西洋系品種の2種類に大別される。スーパーでよく見かけるのは西洋系。東洋系の品種としては赤色の金時ニンジンが代表的存在。甘味が強くてニンジン特有の臭みが少なく、煮ても形が崩れにくいので和風の料理に重宝されている。そんな東洋系だが栽培しにくいことがネックになって全国的に栽培量は少ない。
千浜五寸は西洋系。見た目は普通に売られているニンジンと見分けがつかないほどこれといった特徴はありません。最大のウリは糖度の高さ。食べるととにかく甘くて、食べなくてもプーンと漂う甘い匂いによだれが止まらないほど。この品種を育成した横浜植木(株)には
よくがんばったで賞
をあげたい。


栄養

ビタミンA、カロテンが豊富で、緑黄色野菜に分類される。カロテンの呼称がニンジンの英語名である「キャロット」に由来するように、ニンジンのカロテン量はずば抜けて多く、半本で1日の必要量がとれるほど。千浜五寸はニンジンの中でも特にβカロテンが豊富だと言われているので、まさにニンジン界の貴公子的存在。またビタミンB・C、カルシウム、鉄も多く、栄養的価値が高い。


料理

ジュースで飲むために生まれてきたような品種なので、一度はぜひニンジンジュースに挑戦しましょう。ビタミンC酸化酵素(アスコルビナーゼ)を含んでいるため、他の野菜と合わせてジュースにするとビタミンCの効果を弱めてしまいます。そんなときはレモン汁や酢を少し加えて、酵素の働きを止めるとOKです。さあはじめよう、ニンジン生活。


いつ食べられるの?

春作5〜7月。秋作11〜2月。


その他