松本自然農園
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果肉とろけてホッペ落ちる在来青ナス
ナス
分類
ナス科ナス属
原産地
インドの東部
特徴

珍しい緑皮のナス。へたの部分には鋭いとげがあるので、収穫のときはもちろん調理するときもブスブス刺さります。要注意!
300gほどのビッグサイズにしても維持される果肉のやわらかさが最大の特徴。もはやナスの限界を超えています。
京都近郊の農家が自家採種していた草勢の強い青ナスを、自然農法センターにて育成した品種。この青ナス系統の詳しい来歴は不明だが、南九州の在来種に似ており、関東系の青ナスとはタイプが異なる。


栄養

栄養価は一般的な紫色のナスと大差ない。成分の約93%が水分なのであまり栄養がないと思われていますが、コレステロール値を下げ動脈硬化を予防する働きがあるナスニン、抗がん作用や老化防止に効果があるといわれるポリフェノール、そのほか効用として体を冷やす効果があるソラニンを含んでいるなど栄養的価値は見直されてきています。ナスの紫色はアントシニアンのナスニンという色素によるので青ナスにはないと思われる、残念。


料理

ナスは漬物をはじめ、煮ナス、焼ナス、天ぷら、いため物、あえ物、お浸し、から揚げ、フライ、バター焼き、肉詰め・・・など和洋中なんでもござれの万能選手。青ナスも基本的に調理法は同じ。ただ大きめのサイズにして収穫するので皮が厚いです。調理するときには剥いたほうがいいかもしれません。が、果肉が異常にやわらかいので焼きナスにするとトロトロに仕上がる。味の染み込みがよいので煮込み系で大活躍する。ただし長く煮込みすぎると原型ととどめないほどに溶けてしまうので、気を引き締めて調理にとりかかること。


いつ食べられるの?

7月中旬〜10月いっぱい。


その他