相性のよい有機農家を探すコツ

前回の記事:どの有機農家から野菜セットを買う?
大手宅配業者じゃなくて小さな有機農家から野菜を買おう。
と思ったときに。
情報が少ないため自分に合った有機農家を見つけにくいということ、それぞれの農家の個性が強すぎるため自分に合っているかどうか買ってみないとわからない、という大きなハードルが立ちふさがっています。

ではどのように探したらいいのでしょうか。
まず、農家探しの前にやるべきことがあります。
自分がどのような野菜を望んでいるのか、を整理する必要があります。
 

自分の気持ちと向きあう

考える女性
とにかく美味しさを求めているのか。
安全を重要視するのか。
生産者をよく知って安心したいのか。
子どもの野菜嫌いをなんとかしたいのか。
珍しい野菜を楽しみたいのか。
料理の腕を上げたいのか。
それともとにかく安さを求めるのか。

どのような野菜セットが欲しいと思っているのか、それをまず頭のなかで整理してみてください。
美味しくて安全な野菜が食べたい、というように複数の要望を含むことも当然あるでしょう。
そういうときは要望に順位をつけてください。
とにかく美味しいことが最優先、そのつぎに安全性を考慮したい。
という感じです。
なぜこんなことをする必要があるかというと、目的をはっきりさせるためです。
そもそも有機野菜を食べたいと思っているのはなんのためなのか、その野菜を食べることでどうなりたいのか、なにを期待しているのか。
スーパーで売られている野菜と比べれば、有機野菜や無農薬野菜と呼ばれているものは決して安くはありません。
だからこそ自分が望んでいるとおりの野菜セットに最短で辿りつくべきです。
そのための第一段階として、まずは自分の気持ちを整理してください。
 

農家探しのコツはフィルタにかけること

コーヒーフィルタ
これが済んだら、ここでようやく農家を探し始めます。
農家が発信している情報に耳を傾けて、農家がどのような野菜セットをつくってどのような人たちに食べてほしいと考えているのか。
その想いを汲み取る必要があります。
ただし、農家をやっているような人というのは、全体としては話下手が多いです。
人と向き合って仕事をするよりも植物と向き合って仕事をしたいというような人間ですからね。
なかにはしゃべってないと気が済まない農家もいますけど・・・。
まあそんな傾向があるので、農家が発信している情報を汲み取っていくといっても情報自体が少なかったりうまく情報が整理されていなかったり、発信されている想いを拾い上げるのはけっこう大変です。

じゃあどうするか。
情報発信力のない農家は無視してください。
これが非常に重要です。
ひどいことを言うと思われるかもしれませんが、まずこの時点で選ぶべき農家を絞るというのは大事なことなんです。

あまり意識することはありませんが農家というのは大小にかかわらず事業体なんです。
商品をつくって営業をかけて売っていく、家族でやっているか会社組織になっているかの違いこそありますが間違いなく商売なんです。

ということは野菜という商品を売るために、自社の商品をアピールしていく、宣伝していくというのは当然の行為ですから、口下手だとか人前に出るのが苦手とかうまく想いを伝えられないとか、そんなことを言っている農家は野菜を売る気がないと思われても仕方ありません。
そして売る気がない農家が育てている野菜は、自己満足で完結している野菜であることが多いです。

というのは、どんな商売でもそうですが、どんな人たちに買ってほしいのか、どんな人たちに食べてほしいのか、ということが定まらないと商品は作れないからです。
安全・安心を求めている人に対して、無農薬・無化学肥料で安全を重視した野菜を売っていく。
舌の肥えたレストランのシェフに対して、美味しさを追求した野菜を売っていく。
子供の野菜嫌いを解決したい家庭に対して、苦味や渋みをおさえた品種を選んだ野菜を売っていく。

誰に対して野菜を売りたいのかが明確にならないと、どんな品種を選んでどんな野菜をどのように育てていくのかが定まらないんです。
そして、誰に対して売りたいのかが決まっているなら、当然のことですがその人たちに対して何らかのアピール(宣伝)をするのが商売というものです。

だから、情報発信が足りない農家というのは、自分が育てた野菜を誰に食べてほしいのかがはっきりとしてない可能性があります。
自分が食べたいものを育てている、という自己満足農家である可能性が高いです。

あなたが自分の気持ちを整理して、有機野菜を農家から直接買うという目的をはっきりさせたのであれば、求めている野菜は情報発信力のない農家にはない可能性が高いです。
ということは、キーワードを絞って探してパッと見つかるような農家が、おそらくあなたが求めている野菜を扱っているだろうということです。
必死に探して、重箱の隅をつついてやっと出てくるような農家が、目的をはっきりさせたあなたが求めている野菜を提供しているかどうか。
そもそもの情報量が少ないですから目的に沿った野菜かどうか、購入してみないと分からないという当たり外れもあって、必死に探すだけの苦労が報われる確率は低いでしょうね。

では実際に有機農家を探し出すときの具体的な方法について、ちょっと長くなってしまったので次回の記事で書くことにします。
有機農家を探し出す具体的な方法

 

 

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